No.003

配車はパズルみたいでおもしろい!

土屋

職種
配車係
入社
4年目
年齢
29歳
支店
船橋営業所

インタビュー

1日のスケジュールについて

  • 8:15

    出社

  • 8:30

    構内清掃

  • 8:45

    朝礼

  • 10:00

    伝票作成・ドライバーへ運行指示

  • 11:45

    昼食

  • 13:00

    翌週配送の状況確認

  • 15:00

    倉庫内の清掃・検品

  • 16:00

    翌日配送の確認

  • 17:00

    書類整理と帰庫点呼

  • 18:30

    退社

インタビュー

インタビュー

仕事に関して感じるやり甲斐や経験になったこと

配車係という仕事は元々どんな印象がありましたか?

正直、あんまり帰れないイメージでしたね。友人が運送会社で働いており、何か問題があるとすぐ連絡があったり電話がひっきりなしに鳴ったりしている印象がありました。

実際は私の所属している船橋営業所がSPと呼ばれる倉庫兼営業所でもあるのでドライバーさんが遠方に行く仕事よりも、千葉県内や関東近郊など、近場の仕事がメインです。その為、夜間配送や長距離で行う現場も少なく、夕方には退社できるので、元々想像していた職場環境とはかなりイメージギャップがありました。

わかります。私自身もそう言った印象がありました。では実際にそのイメージギャップの中でどんなところに面白さを感じますか?

ものすごいざっくりいうとテトリスみたいにピタリとはまる瞬間が面白いですね。

船橋営業所は、石膏ボードと呼ばれる家の壁や天井の基盤となる建設材料を配送しています。

各現場の伝票がたくさんあって、その現場の特性に合った車両選びやドライバー選定をする必要があります。

乗せる製品の量や距離によって、ドライバーの稼ぎに直結します。

なので、色んな人の仕事の量を揃えるのはもちろんのこと、お客様からの注文も含めて色んな人の要望を反映できるかが面白さでもありますね。

内部と外部のパイプ役としての調整力が試されそうですね。

はい。実際に毎日がピタリとはまることばかりではないですよ。

土砂降りがあったり、交通事故があったりと何かしら問題があると、そこに即対応を求められることもあります。

代替えの車両を手配するのか、お客様に到着時間を変更していただけるのかなど、その可能性を常に模索しないといければなりません。

その中で、最良の選択をするために社内での調整は本当に大変ですが、やり甲斐でもあります。

インタビュー

菊池運輸に入って変わったなと思うこと、再認識したこと

土屋さんは菊池運輸に入社前は畑違いの会社で勤められていましたよね?菊池運輸に入社しようと思ったきっかけって何ですか?

前職は環境に関する現地調査を主に行う会社に勤めていました。元々運送業で勤めると想像もしてなかったです。

私は営業として3年前に菊池運輸に入社しました。転職理由は、前職でも営業に近いことは経験していましたが、本格的にチャレンジしてみたいなというのが一番の理由ですね。

実際、入社してみてほんとバタバタな毎日でした。生まれも育ちも千葉県ですが、知っている土地でも、詳細な場所の情報や、トラックが通って良い道など専門的な回答がすぐできなくなってしまって、たくさん苦労しました。

営業として、外部の人との関わり方を学び、前職では内勤職として管理部門の業務に従事して内勤・外勤のどちらの経験も積んだ上で配車係に1年前にコンバートもしました。

内示が出たときは驚きましたか?また、両方の仕事を経て、違いを感じることはありましたか?

最初は驚きましたが、元々事業所に併設されているオフィスにいたこともあり、どんな仕事なのかは近くで見ていましたから、そんなに心配はなかったですね。

ただ、業務のポジションが変わり、見るポイントや注意するポイントはガラッと変わったと思います。

営業はあくまで、社内にいる配車係とお客様をつなぐ仕事だったので、ドライバーさんへの詳細情報よりも、金銭面や車両のことなど、お客様との確認事項を優先していました。

しかし、配車係は、直接現場に向かうドライバーさんに話をするため、注意事項や現場ルールなど乗務員さんごとに伝え方は意識しています。

そのため、目的地の情報一つとっても、目につきやすい建物を説明するか、住所をしっかり伝えるほうが良いか、地図に線を描いて渡すなど工夫を凝らしながら乗務員さんとコミュニケーションをとることを大切にしています。

気をつけるポイントが全く違うのですね。入社して一番土屋さんが変わったなと思うところはどこですか?

一番は人の気持ちを汲み取りながら、話を整理してどういう方向性にするかはっきりできるようになったことですね。

正直、人前に立つのは苦手です。営業という仕事を通して実感しましたが人の意見を聞きすぎて、自分の意見をなかなか押し通すことも難しかったです。

僕はそんなリーダーシップがあるタイプではないので、お客様やドライバーさんと同じ目線に立って、一緒に悩んだり話せたりできればなと感じています。

引っ込み思案な僕ですが、正直みんなのためと思うとなんかできちゃいます。

例えばドライバーさんのお子さんの体調不良や、親御さんのことで急用がある場合等、代わりのドライバーさんが居るかどうかは逐一把握しているので即対応できるようにはしています。

また、配車係は営業とドライバーさんの間に、またお客さんと会社の間に立つ仕事ですから、色んな人のことを考え、一番効果的な方法を考えるのが楽しいなと思えてきました。

インタビュー

今後仕事を通してどんなことに挑戦してみたいか

調整力に定評のある土屋さんですが、さらにもうワンランク管理者としてステップアップする為に挑戦してみたいことはありますか?

定評があるなんて嬉しいですが恐縮です。最近、配送のことや、仕事の流れなどをようやく一人で少しずつ対応できるようになってきました。

ですが、今まで自分が培ってきたことを活かすためにも、より一層管理業務に力を入れてみたいと思っています。

管理業務と言っても、興味があるのは配送効率や、ドライバーさんの勤務時間の改善です。

もともと性格上、細かく調べることや、その調べたことを分析することが好きだったので、この二つは運送業にとっては切っても切れない関係性のものですし、改善されればそれだけ収益の拡大化や、乗務員さんにとっても仕事が効率化することは嬉しいことだと思います。

だからこそ、みんなが喜んでもらえる仕事をもっと増やしていけたらと思っています。

働き方改革の波が運送業にも迫ってきていますよね。実際に取り組まれていることはありますか?

小さなことですが、運行データをよく見るようにしています。

毎日のトラックで通った道順や、速度、休憩など細かなことまでわかります。ドライバーさんの癖を把握することで得意不得意を知ることができます。

先輩ドライバーさんのように俺の背中を見て育て!とは言えませんから、データを基にそのドライバーさんの苦手な部分などを指摘したり、運転技術で質問があれば、本社の安全対策本部に添乗指導を依頼したりをしています。

運転技術が向上すれば、それだけ現場への到着時間の短縮や事故防止にもつながるので、そうした余分な時間が増やさない努力は微力ながら行っています。

構内の整理整頓など、一見地味ですが、効率的な倉庫管理なども実行に移したいなと計画しています。